省エネに生きてる

海外旅行記で在りたかった。コロナで旅行出来ていない。最近株が面白いのでたまに株について書きそう。

I'll be back / I won't be back

ーーーーターミネーター:ニュー・フェイトネタバレ有ーーーー

2019年11月6日公開の本作。11月16日に川崎にて。ターミネーター2(T2)の正統な続編という宣伝文句で公開され、これまでの3以降の映画は‥?と若干の大人の事情を感じる。

観終わった感想としてはとても面白かった。密度が濃い、むしろ内容が濃すぎて尺が足りなかった、そんなすぐ死ぬの!って感じに重要そうな人物がすぐに殺された。

自身の頭の整理を兼ねる感想まとめ。

まず冒頭でジョン・コナーがT-800(シュワちゃん)に殺される。あんなにもT2でがんばってT-800が守ったにも関わらず別のT-800からしてみたら殺害すべき対象。ジョンを殺したこのT-800が後からキーパーソン(パーソン?)となる。後述。

スカイネットをつくるサイバーダイン社に侵入し、T1でT-800が残した腕とチップを破壊したにも関わらず、将来抵抗軍のリーダーとなるジョンの殺害は止められなかった。ジョンが殺され未来はどうなっているか、本作で明らかになる。

今回守るべき対象はダニエル・ラモス、通称ダニー。メキシコの工場で働く女性。映画後半で明らかになるのが、ダニーはジョンの代わりに抵抗軍のリーダーになる人物ということ。

観ていて、女性のリーダーという驚きがあった。女性蔑視の意味合いではない。これまでのターミネーターで守るべき対象はサラ・コナーとジョン・コナーだったが、サラが重要であったのはあくまでジョンの母親だからという理由だったために意外だった。今回新たなリーダーにダニーがなるのは時代の変化の表れな気がした。

話を戻す。ダニーを巡って争うのは機械軍が送り込んだ新型ターミネーター「REV-9」と、抵抗軍が送り込んだ強化された人間、グレースという女性。

グレースは強化はされているけども人間だからこその弱さがある。長時間戦い続ける事は出来ないし、薬剤服用で体調をコントロールしている。

機械軍のロボットを改造して送り込む事も、ロボットを作成することもおそらく出来るにも関わらず、なぜ人間のグレースを送り込んだのかが疑問だった。しかしそれも映画の中で明らかになった。

グレースにはダニーを守る理由がある。荒廃した未来で幼さの残るグレースが男たちに襲われそうになっていたところにダニーが現れ、ダニーは男たちを人間同士で争っている場合ではない敵は別にいると説得、結果グレースは救われる。

その時にはまだ大きな抵抗軍は巨大な組織ではなさそうだけども、既にダニーがリーダーシップを発揮していることが分かるカメラワーク。もちろんその理由自体が裏切り等で無くなる/変わることはあるだろうけど、何かを守るべき理由が明確な人間は強い。

グレースとREV9が争い、グレースが劣勢のときに車に乗った何者かに助けられる。車からあの有名なダダッダッダダのBGMと共に降りてきたのはT-800‥!?と思いきや、サラ・コナー。痺れる。かっこよすぎ。

ジョンをT-800に殺されたサラはジョンの事だけを思い、ひとり戦い続けていた。鍛え続けている身体、揃えられた装備。アメリカの殆どの州で指名手配のためにメキシコ在住、携帯のGPSの検知にも気を使う生活。

サラとグレースはモーテルにてお互いの立場を確認。サラはこれまで映画で明らかになっているジョンとのこと、ジョンの死後のことを話す。

サラには未来から機械軍の兵士が時間と場所に関するメールが何者かから送られていた。今回グレースの戦いの場に加勢に来たのも、そのメールのおかげ。メールの文末には必ず「ジョンのために」と記載されていた。

送信源は巧みに隠されていたが、グレースによる携帯の解析で判明。グレース、ダニー、サラは送信源へと向かう。そこにあった家から現れたのはT-800。ジョンを殺害したT-800だった。

T-800は人間の家族の一員としてカールという名前で暮らしていた。奥さんと血の繋がらない息子がいる。長い間現代に暮らす事で良心が芽生え、奥さんと息子を守っていくことを決めていた。このT-800はグレースたちと共に、新たな機械軍の兵士REV9と戦うこととなる。

殺人を命じられた機械が良心をもつ。ターミネーター2でジョン達を守ったT-800はグッドラック等を覚え、人間性が芽生えている描写はあったけれども明言は無かったように思う。でも本作でT-800自身が自身の中での感情の変化を語る。機械にも感情が芽生え、機械軍から送り込まれたロボット新旧同士が戦うこととなる。この「感情を残してしまったこと」はもちろん抵抗軍としては有り難いが、機械軍としてはミスではないだろうか。それとも機械軍内で生活していると感情を気にしないために、感情を消すという事まで思いつかないのだろうか。人間らしさが垣間見える部分である。

サラはT-800に激昂し破壊しようとするが、良心を取り戻したT-800は、サラにターミネーター破壊という生きる目的を与えようと、自身の感知することの出来る情報を元にメールを送っていた。


とりあえずここまで。考えすぎていて筆な進まない。