省エネに生きてる

海外旅行記で在りたかった。コロナで旅行出来ていない。最近株が面白いのでたまに株について書きそう。

エジプト旅行滞在5日目 ルクソール1日目!

エジプト旅行2018/12/4-11、6泊8日。滞在5日目、ルクソール観光1日目。 

  

まとめは別で記載↓   

melon-pan-3.hatenablog.com

  

ルクソールは、カイロから寝台列車で約9時間程度、アスワンからは特急列車で3時間程度の、カイロとアスワンの間に位置する都市。カイロからの他の交通手段としては飛行機、列車、長距離バス、クルーズ船などがある。

 

中王国時代に一度首都になった都市であり、当時の人口は100万人。中王国から新王国時代にかけてアメン神の総本山として栄えた場所。首都がメンフィスに移ってからは衰退し、一度街自体が砂に埋もれたという特異な歴史をもつ都市。砂に埋もれるというのが乾燥しているエジプトらしい。その後かの有名なナポレオンによって18世紀に発見され再び脚光を浴びる。

 

ルクソールの中央にはナイル川が通り、ナイル川の東側と西側で大きく雰囲気が異なる。 

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ホテルからの景色。手前が東岸、奥の対岸が西岸。

  

東側は「正者の都」と古代にも呼ばれていたように、ホテルやレストランが立ち並ぶ。自分たちのホテルやルクソール駅も東側。観光名所としてはカルナック神殿ルクソール神殿などがある。

 

それに対して西側は「死者の都」、別名ネクロポリスと呼ばれるように、メインは葬祭殿や王家の谷。ファラオの墓所がある。日が昇る東側から沈む西側に人生とその後の世界を意図しているらしい。

 

ルクソール観光にも2日間かけることにして、この日は1日目。東岸と西岸を日を分けて観光する事にする。西岸に行くにはフェリーで渡らなければならず、翌日は寝台列車でカイロに戻るために駅側の東岸にいた方が良いと判断し、1日目は西岸を観光する事にした。行く場所はメムノンの巨像、ハトシェプスト葬祭殿、王家の谷。

 

東岸のカルナック神殿ルクソール神殿をメインで観光した翌日の詳細は以下↓ melon-pan-3.hatenablog.com

 

対岸の西岸へはヨットで渡る。ヨットで渡った先にはヨットのひとの仲間がいて、値段交渉して半日いくらの価格設定で車で回ってもらう。

 

まず向かったのはメムノンの巨像。 

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2体の座像。

 

メムノンの巨像はアメンホテプ3世の座像で、高さは約18m。元々は座像の後ろには彼の葬祭殿があり、その入り口部分であったが葬祭殿が後世に破壊されてしまったために座像のみが残ることになった。地震でヒビが入ったことで呻き声のような音が鳴っていたらしいが、現在は修復されているために無音。

 

アメンホテプ3世の第二の妃は、アクエンアテン(アメンホテプ4世)正妃であるネフェルフィフィ。つまりアクエンアテンは自分の父の第二の妃を正妃に迎えている。エジプト史人間関係複雑。

 

座像の周りには観光客向けの露店が数軒あるのみ。滞在時間はそんなに長くなく移動。次に向かったのはハトシェプスト女王葬祭殿。

 

名前の通り、古代エジプト唯一女性で王となったハトシェプスト女王のために造られた巨大な三層テラス式の葬祭殿。 

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葬祭殿外観。

 

駐車場(入場口)から葬祭殿まではそれなりに距離があり、頼めば敷地内を走るトラクターみたいな乗り物で送ってくれる(有料)。日差しを遮るものが何もなく暑い。 

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三層テラスの上の二層。

 

 

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テラスの一層目には立像が並ぶ。

 

敷地内では様々な言語のガイドがいる。アヌビス神殿と呼ばれる二層目テラスの一部や壁画、建築様式などを説明していた。葬祭殿はトトメス3世により破壊されたとされているが、壁画や天井画は復元されており、赤や青、黄色など様々な色が鮮やかに残っていて保存状態の良さそうに見える。

 

最後に向かったのは王家の谷。 

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王家の谷への入場料は200EGP。

 

広大な敷地に王家の人々の墓が造られており、かの有名なツタンカーメンの墓があるのもここ。ツタンカーメンのマスクなどの出土品は1日目に行ったカイロの考古学博物館に飾られているが、彼のミイラだけはまだこの王家の谷の墓中で管理されている。

 

王家の谷の料金設定や予約がガイドブックを見てもいまいち分からなかったのだけど、王家の谷の敷地内に入ることが出来るチケット(200EGP)で、公開されている墓の三ヶ所に入ることが出来る。しかし、ツタンカーメン含め有名な三人の墓は別料金。三人の墓は個々で価格が違うようだったけど、それぞれが敷地内へのチケットと同じくらいの金額。特に誰の墓が見たいとかの拘りがなかったので墓の地図から判断して面白そうな墓を選んだ。

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それぞれの墓の入り口付近に内部の地図がある。

 

敷地内はとても広く、歩くだけでも疲れる。日によって公開される墓が異なるらしい。墓は地下にあるため、全ての部屋が発掘されていない墓がまだ多くあり、発掘作業が続いている。墓は入り口含め内部が狭く、壁画などを壊さないための慎重な作業が求められそうで作業に時間がかかるのがよく分かる。まだ発見されていない墓もあると予測されているらしい。

 

墓見学の後、車でナイル川沿いまで戻り、そこからはまた船。夕食はルクソール駅近くで鶏肉料理を食べた。駅の近くは観光客向け、地元客向け含め多くの店があり、メニューに拘らなければ食べるのには困らなかった。レストラン以外にもシルバー製品の店やスカーフの店があり、翌日買い物した。詳細は明日の記事にて↓ 

melon-pan-3.hatenablog.com

おわり。