エストニア旅行まとめ 2012/8
北欧4か国旅行15泊17日の15日目、8月22日。エストニア。
北欧旅行まとめは別で記載。
エストニアはフィンランド(ヘルシンキ)から日帰りで訪問。旅行前に綿密に計画していたわけではなく、エストニア・ヘルシンキ間のフェリーがある事をヘルシンキのホテルで知り現地で決定。ヘルシンキの港から、スウェーデンのストックホルム、ドイツのトラーヴェミュンデ、エストニアの首都タリンへ渡航することが可能らしい。
エストニア概要について記載。エストニア共和国(Eesti Vabariik)、通称エストニアはバルト三国のひとつで欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)、経済協力開発機構(OECD)の加盟国。首都タリンはエストニア最大の都市であり、世界遺産に登録されたタリン歴史地区を背景に観光業が発達。
公用語はエストニア語だが、ドイツ語、英語、スウェーデン語が比較的よく通じるとのこと。実際英語のみで問題なく観光することが出来た。通貨は2010年まではクローン (kroon) 、2011年1月1日からはユーロ。両替不要のありがたさ。
ヘルシンキからタリンまでは85km。Tallink SiljaやViking Line、Eckerö Lineなどいくつかの船会社が毎日数便運航している。悪天候での運休の場合、振替輸送が会社間でも発生するらしい。船会社の中で一番高速だったLinda Line(下記)の運行するフェリーを選択。片道1時間半程度でタリンまで渡る事が出来る。運賃は往復で25ユーロ程度。日本の旅行サイトから事前予約だけどマージンが入り高値になる。
www.ferryto.com
ヘルシンキ港には6ヵ所の旅客ターミナルがあり、 Linda Lineはマカシーニ・ターミナル(Makasiiniterminaali)を使用している。マカシーニ・ターミナルはヘルシンキ中央駅からは約1.5km、徒歩だと20分弱。ヘルシンキ港のwebsiteは以下。
https://www.portofhelsinki.fi/en?q=helsingin-satama/webkamerat/makasiiniterminaali
道中にマーケット広場(Market Square、Kauppatori)があり、パンなどの食料やハンドメイドの品など、様々なものが売っている。観光客だけではなく現地のひとが多く買い物に来ている印象であり、価格も安い気がした。お店はそれぞれオレンジ色のテントを使用していて統一感のある見た目。現地のひとがマリメッコの布で作ったバッグや、シナモンロールなどを購入。マーケットのwebsiteは以下。
マーケット広場での買い物後、マカシーニ・ターミナルに到着。ターミナルはいくつかの船会社が共同で使用しており、空港のように電光掲示板でLinda Lineの使用しているカウンターが示されている。キオスクのような軽食販売の場所などもある。ターミナルを特に問題なく通過しフェリーに搭乗。
フェリーは自由席であり、ボックス席が多い。8月という観光シーズンではあったけど満席になる混み具合ではなかった。フェリー内でも軽食を販売している。飲食自由のため、持ち込んだパンなどを食べながら約1時間半の船旅。外観の写真を見ても分かるように、大きくないフェリーのために多少は揺れるが、乗り物酔いをそれなりにしやすい体質でも酔いはしなかった。
タリンに到着し、市街に向かうとまず見えてくるのが「ふとっちょマルガレータ」というかわいらしい愛称のつけられた砲塔。現在は海洋博物館になっている。タリン港から海洋博物館までは約1.2km、15分。
最初に訪れたのが聖オレフ教会(Oleviste kirik)。オレフという巨人が造ったという言われてる。この教会は内部の見学だけでなく、2ユーロで塔に登る事が出来る。
教会自体12世紀に建てられており、塔先端までも年期入った道を進んでいく。内部も塔周りも修繕はされているけども、すれ違うのが怖い狭さ。
塔は123.8mとタリンで一番高く、登るとユネスコ世界遺産に登録されているタリンの旧市街を一望出来る。旧市街は、古き良きヨーロッパを想像した時に思い出すような教会や要塞などの中世の建物や石造りの住居が保存状態良くそのまま残り、路地も石畳で出来ている。チェコのプラハやスウェーデンの旧市街がとても好きだけど、エストニアのこの街並みも大好きだった。
その後向かったのはアレクサンドル・ネフスキー聖堂。
この聖堂は帝政ロシア時代の1901年に建てられたロシア正教の教会であり、「クープ」や「クーポラ」と呼ばれる玉ねぎのような形の屋根が特徴的。エストニアがロシアに近い事や支配されていた歴史を思い出させる。
次に向かったのは市内を見下ろす高台に建っているトームペア城(Castrum Danorum、Toompea)。かつてこの地方を治める領主の居館だった所。城の原型は13世紀に造られたが、現在残っているのは19世紀に建て直されたもの。現在はエストニア国会議事堂として使用されている。
城の一角にある「のっぽのヘルマン」(Pikk Hermann)と呼ばれる高さ45.6mの塔だけが15世紀に建てられたままの姿で残っている。のっぽのヘルマンには、歴史上エストニアを支配した外国勢力により様々な旗が掲げられたけど、観光時はもちろんエストニアの国旗が掲げられており、独立したエストニア共和国の象徴的存在。
トームペア城の周りは芝が綺麗に整えられている公園で、聖歌隊が歌っていたり、アーチェリーのイベントが開催されていた。
公園近くにはエストニア独立戦争(Eesti vabadussoda)戦勝記念碑や聖ヨハネ教会(Jaan Seegi Church)という黄色い教会がある。その近くには在エストニア日本国大使館があったり、大使館も集まっている。
最後に向かったのはラエコヤ広場と旧市庁舎(Raekoda)。ラエコヤ広場は中世には多くの商人が訪れた場所であり、現在は観光客向けのお土産の屋台や、カフェやレストランが集まる場となっている。旧市庁舎は広場の一角にあるゴシック様式の建物。13世紀に建造された建物であり、塔や内部の見学も出来る。
観光を終えて帰りのフェリー。タリン側のフェリー乗り場はそんなに大きくないけど、Linda Line専用の待合室だった。
物価について、市街中心部から少し離れるだけで価格が下がったから、中心部は高くはないけどきっと観光地価格。半日で回れるような小さい街だから少し歩くだけで現地のひとが生活するような場所に踏み入れている感じがする。行かなかったけどタリン駅も旧市街の近くにあったり、バス網も発達していた。
タリンは世界遺産で観光業が発達していて英語は通じるけど、公用語はエストニア語で、周りで飛び交う言語も英語でないことが多かった。言語含め生活すると大変かもしれないけど、やっぱりヨーロッパの旧市街は好みでずっといたい場所だった。
旧市街の街並みを歩くのが楽しくてタリン市街中心だけでなく外れにも足を延ばしたから、追加の写真を別でまとめるかも。
デンマーク、 スウェーデン、 フィンランド期間についても別で記載予定。
おわり。
ウラジオ&ウスリースク旅行4日目
ウラジオストク&ウスリースク旅行3泊4日の4日目。最終日。
旅行まとめは別で記載↓
行きは直行便だったけど復路は乗継 1 回があり、合計所要時間5時間40分。乗継場所はハバロフスク。ウラジオストク 8:45→ハバロフスク 10:15。ハバロフスク 11:45→成田 13:25。
朝ホテルから空港まではタクシーで移動。フロントで空港までのタクシーを依頼していたけどタクシーの運転手さんは一切英語が話せず本当に空港に着くか不安だった。ちゃんと着いて良かった。
ハバロフスクでの乗換は国内線のターミナルから国外線のターミナルに移動が必要。空港は建物が別で、隣り合ってはいるけれどもなぜか遠回りをさせられる。同じ便に乗るひとたちとぞろぞろ歩く。
ロシア旅行と直接的に関係があるわけでは無いのだけど、ロシア旅行に行ったことでオーケストラに招待してもらった。
ウラジオストクへの便はそんなに多くないため、似たような日程でウラジオストクに行くひとは便が被る確率が高い。自分たちがウラジオストク・ウスリースク旅行をした週末に、ウラジオストクと日本のアマチュアのオーケストラのひとらがやるコンサートがウラジオストクであったらしく、行きも帰りもオーケストラのひとらと便が同じだった。アマチュアのオーケストラだけど指揮者とか2、3人プロのひとが入っているらしく、帰りの便でそのプロの方と席が隣だった。話しが弾み、結果としてオーケストラに招待していただいた。演劇とか観に行くのは好きだけど、オーケストラは機会がなかったためとても貴重な機会だった。その節はありがとうございました。
楽しい旅行でした。おわり。
ウラジオ&ウスリースク旅行3日目
ウラジオストク&ウスリースク旅行3泊4日の3日目。
旅行まとめは別で記載↓
前日夜21時頃にウスリースク行きを決めた。なぜウスリースクに行く事にしたのかは、シベリア鉄道に乗りたかったから。翌日の帰路の飛行機がハバロフスク乗り換えだったためにシベリア鉄道でハバロフスクまで乗る事を考えたけど、片道約12時間かかる事を知り断念。
ウスリースクになにがあるのかも知らなかったけど、観光ガイドがいる情報を得て、行けば何かあるだろうと決行。交通手段はシベリア鉄道。他の交通手段はバス。交通手段は別でまとめて以下↓
ウラジオストク駅6:47発、ウスリースク駅9:12着のNo. 6361の電車で移動(2020/5/27現在、6:45→9:10に変更)。朝早いと思ったけどウスリースク着の時間はちょうどいい。
ウスリースク中心まで徒歩で移動。駅からは約3km。結構距離があるけど一本道で迷いはしない。
街の中心につき、まずカフェに。1日目も感じたことだけど、ロシアの飲み物は普通の大きさがスタバのベンティみたいな大きさで飲みごたえがある。ロシア語表記のみで読めなかったけど、大きなマッシュルームが入った煮込みや、グルジア料理のハチャプリというチーズ・卵を使ったパンなどを食べた。
カフェで現地の方におそらく食べているものが何かとか、おいしいかをロシア語で聞かれた。英語でロシア語は話せない旨を伝えたら、相手は英語を話せないらかった。ウスリースクはウラジオストクよりも北朝鮮の方が住んでいる印象で、アジア系の私たちもロシア語を話せると思われているようだった。
ごはん後、サムベリ(Самбери)というハイパーマーケットに行った。スーパーマーケットを超える名前が付く場所が気になり訪問。駅の反対側にも違う店舗があったけどこちらの店舗へ。
強く期待はしていなかったけど、とても面白かった。コストコとかが好きなひとは絶対好きだと思う。1階建で品物毎の種類がとても多い。様々見ながら楽しく数時間過ごし、常温で日持ちしそうなチーズとか缶詰とかを購入。惣菜の量り売りなどもしていて現地のひとも買いに来ているみたいだったけど、お客さんは疎ら。そもそもウスリースクを歩いていてもあまりひとは多くないので、全体的に人口は少ないのだと思う。
劇場の内部を見たり、本物の軍から仕入れているミニタリー系のお店や大型ショッピングセンターに立ち寄る。劇場は正式名称ドラマチチェスキー・チアトル・ヴォストチノヴォ・ヴォエンノヴォ・オクルガ( Драматический Театр Восточного Военного Округа)。
劇場内部は写真撮れなかったけど、日本含め見たことない場所だった。下の外観からも分かるように建物自体がとても大きく、内部もステージ周りは吹き抜けになっていたり、吹き抜けでない場所もドアが縦にとても長かったりする。
チケットは持っていなかったけど内部の見学は自由に出来た。ちょうど演目がやっていないタイミングだったのもあって、ステージやステージを一周している観客席、舞台裏の恐らく演劇セットも見れた。日本では通常見られない場所に立ちいれた印象。
演目は長靴を履いた猫などもやっているみたいで、どのような演劇がやられるのか興味深かった。当日チケットは買えたけど、帰りの電車の時間があり観れなかった。
ウラジオストクや中国行などの様々な場所に行くバスが出ているウスリースクバスターミナル(Ussuriysk bus staion)を通過。
その後ウスリースク駅に戻り、ウスリースク駅18:03発、ウラジオストク駅20:26着のNo. 6366の電車で移動。(2020/5/27現在、17:55→20:24に変更)
翌日はウラジオストク 8:45の電車に乗らなければならないためにホテルでタクシーの迎えを依頼して就寝。
おわり。
ウラジオ&ウスリースク旅行1日目
ウラジオストク&ウスリースク旅行3泊4日の1日目。
旅行まとめは別で記載↓
成田から直行便で移動、成田 15:25→ウラジオストク 18:55。合計所要時間2時間30分。
荷物を受け取って空港に降り立った時点で20時前。その時間で既に両替所は閉まっており、エスカレーター近くにあるATMでお金をキャッシング。ATMはロシア語表記にしかならず、ツアーの迎えに来ていた日本語・ロシア語を解すひとに助けてもらいながら出金。
ウラジオストク駅周辺のウラジオストク中心部までの電車も終了していたため、タクシーで移動。バスのような乗り合いタクシーはまだあったらしい。
ウラジオストク空港から中心部のホテルまで約1時間半かかるため、ホテルチェックインは22時過ぎ。夕飯を食べ損ねていたため、ホテル近くのコンビニで買い物。ホテルが海の近くのため、海沿いを散歩して戻る。
ウラジオストク観光した翌日のブログは以下↓
おわり。
ウラジオ&ウスリースク旅行2日目
ウラジオストク&ウスリースク旅行3泊4日の2日目。
旅行まとめは別で記載↓
今回の記事は長くなったので目次。
ウラジオストク鉄道駅
朝食後、まず向かったのがウラジオストク鉄道駅。駅舎が美しいという聞いていたために向かった。駅舎内部とシベリア鉄道のチケット購入等のまとめは以下↓
ウラジオストク中央広場
次に向かったのが中央広場。下記地図の「パーミャトニク・ボルツァム・ザ・ヴラスチ・ソヴェトフ・ナ・ダリネム・ヴォストケ」と表示されている像があるところ。
郵便局
市場に行く途中に郵便局があって寄った。シンプルな外観だったけどキリル文字がかわいい。内部は水色基調で統一されていた。観光するような場所ではないため、写真を取っている私たちに向けられる目は冷たかった。
中央市場では週末に市場が開催されていて本当におすすめ。明確に開催時間が決められているわけではないようだけど、朝早くからやっているみたい。価格はスーパーと同じくらいか安いらしい。
基本的に売られているのは食材だけど、お花とかも並んでいた。日本ではあまり見ない食材が売っていたり、あまり見かけない売り方をされていて面白い。寒すぎてなのかいつもなのかは分からないけど、乳製品とか通常冷蔵で売られるべきものもそのまま売られてた。生の魚とか野菜が多いから観光中の私たちが買うものはあまりなかったけど、パンを購入。
市場の後スーパーに寄ったり、バーガーキングの外観を見ながら次の目的地へ。
ニコライ2世凱旋門、アンドレイ教会、永遠の炎
ニコライ2世凱旋門は帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世が世界旅行に出かけ、最後に立ち寄った日本から帰る途中にウラジオストクに立ち寄った記念で建設され、ロシア革命の際に破壊されてしまったので、現在の門は2003年に再建されたもの。
その近くにアンドレイ教会というロシア正教の教会や、第二次世界大戦の戦没者慰霊碑であり永遠の平和を願うモニュメントである永遠の炎、潜水艦などの見どころが集まっている。炎は警官か警備員のひとらに見守られていた。
鷲の巣展望台
次は鷲の巣展望台。アンドレイ教会付近からは約2km弱。展望台のため高台にあり、麓からはケーブルカー、駅近くからはバスが出ている。街探索をしたかったから歩いて登ったけど、徒歩で行ったらとても疲れた。
展望台からは天気が良ければウラジオストク全体見えるらしい。高速道路や対岸が見えていたけど、この日は曇りで全体的に見通しは良くなかった。
パクロフスキー教会
展望台後に向かったのはパクロフスキー教会。展望台からは約1.6km。移動方法はやはり徒歩。
この教会も先程のアンドレイ教会と同じくロシア正教の教会。現在の教会は2007年に再建されたもの。外壁の色や屋根の形が他の教会とは大きく異なる印象。
内部は撮影不可。女性は入り口横に用意されているスカーフ着用が必要だった。混雑はしておらず現地のひとらが10人弱。観光シーズンでなかったこともあり、他に観光客はいなかった。敷地内には教会の他にも建物多数。内部に入れるのは教会だけだった。
パクロフスキー教会でこの日の観光は終え、ウラジオストク中心部に戻って噴水通りと呼ばれるアドミラーラ・フォーキナー通りを歩く。ウラジオストクの旧市街でレンガ造りだったり、冬だったからライトアップされていて綺麗だった。歩行者天国で歩きやすい。雑貨屋やカフェ、レストランがある。スターバックスはないけど、水色のスタバみたいなALIIS Coffee(Pirate Coffee)があって、安くて美味しくて良さ。
トカレフスキー灯台
ウラジオストク駅周辺からは約6km、タクシーで15分、20分程度。 タクシーの運転手さんは行きも帰りも英語を話せるひとではなく、金額と目的地の地図を見せて交渉。帰りのタクシーが捕まらないことを心配したけど地元のひともたまに来る場所らしく、他のひとが降りたタクシーを捕まえる事が出来た。
展望台からの景色と同じく曇っていたけど、対岸も見ることが出来た。灯台の他は特に何もない場所だったけど、周りに何もない場所に日本でも行く事があまりなく貴重な機会だったので行って良かった。
タクシー乗って戻り、コンビニでビールを買ったりして1日を終えた。酒類の販売時間8時~22時と決まっているらしく、22時以降は酒類の冷蔵庫に鎖がまかれていた。アサヒなどの日本のビールも売っているけど、他のビールは全体的に量が大きいものが多く、価格も安め。
翌日3日目にウスリースクに行くことを決め、乗る電車だけ決めて就寝。
おわり。
ウラジオ・ウスリースク間交通まとめ 2017/11
ウラジオストク、ウスリースク間の交通手段であるシベリア鉄道(電車)とバスまとめ。
旅行まとめは別で記載。
シベリア鉄道(電車)
所要時間:約2時間
日によって運行本数が変動する。上記料金の箇所に「寝台列車以外」と記載したけど、モスクワやシベリアまで行く列車や、そこから来る列車は寝台列車扱いで高価。
ウラジオストクに滞在していて、ウスリースクの日帰り観光で都合の良かった便は以下。
ウラジオストク→ウスリースク(往路)
No. 6361*6:47→9:12(2020/5/27現在、6:45→9:10に変更)
ウスリースク→ウラジオストク(復路)
No. 6366*18:03→20:26(2020/5/27現在、17:55→20:24に変更)
時刻表
下記サイトより検索可能(ロシア語)。
寝台列車の時刻表は上記サイトや、例えば下記リンクより確認可能(日本語)。
シベリア鉄道『ロシア号』ROSSIA 2019時刻表 | ロシア、東欧、旧ソ連旅行手配のエキスパート - ブレーン企画 ロシア、CIS諸国への旅行
始発ウラジオストクから終点モスクワまでは7日の旅。上記時刻表はモスクワまで行くシベリア鉄道なので、ウラジオストクからウスリースクまでの短距離の電車はもう少し本数が増える。
チケット
ウラジオストクがあまり英語が通じない街だと感じていたので、紙にウスリースクへのチケットが2枚ほしい旨をロシア語で書いておいた。しかし、恐らくチケット売り場が数か所あり、自分たちが話かけたチケット売り場では買えなかった。場所を説明してくれているんだろうけど、全く聞き取れず、始め英語を話しているのだとも思えなかった。けっきょく券売機を見つけ、英語表記に変更出来た為に券売機で購入。
チケットはレシートのような感熱紙だった。ウラジオストク(Владивосток)からウスリースク(Уссурийск)へのチケットの写真↓。95km移動して200RUB(400円弱。2020年5月現在はレート的に300円超)という安さ。
車内
見回りの乗務員さんによるチケットの確認があった。(言われた事が分からなかったけどチケットを出したら確認された。)
車内は日本の電車のような網棚、窓。椅子はボックス席でプラスチックや木。車両によって異なるのかも。硬くて長時間座っているのは辛い椅子だけど、シベリア鉄道の長時間は最大7日であり、7日間かかるときには快適な寝台列車になるから問題ないのだろう。
ウラジオストク駅
1893年に開業。駅舎やホームは列車に乗る予定がなくても無料で入場可能。短距離路線と長距離路線で駅舎が異なるので注意。駅近くにはホットドッグを売るカートなどがあるけど、朝7時前には開いていなかった。
駅舎の入口でX線の手荷物検査と身体検査を受ける必要がある。検査は緩かったけど、顔が怖かった。いろいろと場所が分からず、駅を出たり入ったり何度もしていたからか検査はどんどん緩くなった。
手荷物検査を終えるとすぐに待合室。天井画がとても綺麗。ウラジオストクとモスクワの有名観光地が描かれていたらしい。
乗車時注意
時間:
ロシア国内は最大10時間の時差があるけど、駅の時計がどこの時間を表示しているのか、チケットに記載の時間はどこ基準なのかが分からなかった。駅の表示時間は駅の所在地の時間かと思ったけどそういう訳ではなく、首都モスクワ時間でもなかった。周りの人に助けられて正しく電車に乗れたけど気を付ける必要があった。
写真撮影:
ソ連時代には駅や電車等が国防上の機密として写真撮影が禁止されていた名残があるらしい。自分たちが撮影していた時には何も言われなかったけど、ネットだと注意を受けたり、写真を消させられているひとがいる。
関連写真
バス
所要時間:1時間40分
料金:300-350ルーブル
1時間に3本程度の頻度で1日中運行している。しかし、往路(ウラジオストク→ウスリースク)での利用はロシア語がある程度出来るか、土地勘があるひとでないと難しいとのこと。復路(ウスリースク→ウラジオストク)は簡単とのこと。
ウスリースクでのバス乗り場は「ウスリースクバスターミナル(Ussuriysk bus staion)」
住所はUlitsa Chicherina, 121, Ussuriysk, Primorsky Krai, Russia 692519。
自身は往復電車にしたけど、バスも面白そうだった。ターミナルのチケット売り場で電車と同様感熱紙のチケットを購入し、座席指定なく乗る事が出来る。日本のバスと同じような車体もあれば、年代物の車体もあった。
バスだけでなく、日本からの中古車が使用されているらしい。日本からそれなりに近く、輸出しやすいのだろう。トヨタやホンダなど、日本車を多く見かけた。
他思い出すことあれば追記予定。いつかシベリア鉄道の寝台列車に乗ってみたい。
おわり。
ロシア観光ビザまとめ 2017/10
2017年10月の個人でのロシア観光ビザ取得まとめ。
旅行まとめは別で記載。
2017年10月時点ではビザに関する情報が錯綜していた。この記事を書いている2020年にはウラジオストクが最も近いヨーロッパとして流行ったので、ビザについてももっと確かな情報があるのではないかと思う。
ウラジオストク発着の場合には不要という情報があったけど、ハバロフスクを経由して帰国する際に不要になるのかの情報がなかったために取得。
費用
ビザ申請に必要なバウチャー料金が2017年10月時点で1,940円。ビザ自体は無料だった。
申請後、2週間(10営業日)後の受取なら無料、2週間未満になると有料。お金を積めば申請翌日にも発行できる。申請時に前のひとが翌日で申請していた。翌日は24,000円。大使館での支払いは2019年7月1日から現金不可。銀行振込又はクレジットカード(Visa、Mastercard)払いのみ。
ビザ取得代行の業者に頼むと、どの書類、業務を依頼するかで金額が異なり手数料5000-10000円くらい、ビザ料金が発生する場合にはプラスでビザ料金の印象。
申請・受取場所
ビザの申請、受取はロシア大使館(在日ロシア連邦大使館)領事部。大使館はロシアの祝日は休み、日本の祝日はやっている。しかし祝日でないときもやっていないときたまにあるので注意。下記のサイトに休館日の情報あり。
大使館サイト
以下。読み込めないときがあった。
大使館訪問予約
下記サイトからの予約必須。
2017年取得時点では大使館に行けば良かったけど、近年事前予約が必須になったらしい。詳細は下記。
大使館混雑具合
業者よりも後ろになるととても時間がかかると言われて9:30オープンのために9:00に着いたけど既に3人並んでいた。でもいまは上記のように事前予約必須になったから混雑具合は関係ないのだろう。
必要書類
4種。
・パスポート
・ホテルバウチャー
・EVA(電子査証申請書)
・パスポートサイズの写真
ホテルバウチャーは下記TravelRussia.suというサイトで取得可能。代金(1,940円)支払い完了時点でPDFが送られてくる。
EVA(電子査証申請書)は下記ロシア連邦外務省のサイトで取得可能。無料。
Заполнение электронных форм визовых анкет
申請・受取
道路に面した大使館の入り口の鉄格子を9時過ぎに係員のひとが開けてくれる。時間は日により若干異なるらしい。中に入ると恐らく目的別に2方向に分かれているけど、みんなが同じ方向に行くので着いていった。整理券を発券して順番を待つ。業者のひとらは10冊以上パスポートを持っている。20冊までの受付らしく、20冊越えのひとは午後に予約が必要だった。いまは事前予約があるので異なると思う。
窓口が3か所くらいあるけど、稼働しているのは1か所だけだった。鉄格子の向こうにパスポート等を渡すと、引換書をもらえる。2名分まとめて申請したけど引換書は1枚だけだった。
パスポート等預けているけど特に署名もしていないので、引換書を落としたらパスポート含め受取に苦労しそう。写真の署名?は係員のもの。
受取時は引換書を渡したらすぐにもらえた。
その他
同行者のビザを取得に関して、本人以外のビザ申請時に委任状が必要という情報があったが不要だった。
委任状フォーマット等の情報がなく、日本語で作成した委任状をパスポート等と併せて提出したけどそのまま返却された。委任状が無くても問題ないらしい。
以上。これまでにインド、エジプト、カンボジア等、ビザ取得してきたけど、ロシアのビザ取得の難易度はそれなりに高いと思う。必要書類はそんなに無いけど、情報が少なすぎる。ネットを見る限りビザの必要条件がたまに変わったりするらしいけど、大使館のサイトですら情報が不足している印象。使わなければいけないサイトが日本語対応していなかったり、英語ですら対応が甘かったりする。無事にビザが取得できてよかった。
おわり。